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ストローマンフォーラム2016に参加しました。
2016.05.29
森下駅徒歩2分、前島歯科医院の前島昌世です。
本日、東京国際フォーラムで開催されたStraumannFORAM2016に参加してきました。
ストローマンはメジャーなインプラントのメーカーで、これからの歯科医療への提案というテーマで様々な発表がされていました。
そのなかから自分の興味ある発表を聞いて勉強するのですが、今回はリスク管理やメインテナンスなどのテーマの講演を聞いてきました。
近年インプラントは急速に普及した代わりに、TVでも問題点が取り上げられるなどしたため、患者様の中でも怖いものというイメージを持たれている方が増えたように感じます。実際リスクもあるわけですが、それは症例にもよりますし、術者の経験、考え方によっても大きく変わります。
ですから常に新しい知識を取り入れ研鑽することが非常に重要だと考えています。
また当院ではそういった観点から、安心、安全を第一にインプラントに関しては専門医の原俊浩先生による施術をお願いしています。
ちなみに今日のフォーラムでも原先生はハンズオンセミナーの講師をされていました。
もちろんインプラントを無理に勧めることはありませんが、義歯やブリッジでは、堅いものがきちんと噛めるというのが難しいこともあります。
そういったときにインプラントも一つの選択肢として考えていただくことは有益だと思います。
一言でインプラントといっても、製品も、値段も、被せものも、術者も様々です。
決して安くない費用をかけてうまくいかなかったり、長くもたなかったりすることは残念な事です。
ですから当院では、無理をせず、安全性が高いと思われる場合に、信頼性の高いメーカーのインプラント製品を用い、経験豊かなインプラント専門医が施術し、しっかり精度の出る方法でインプラント専門の技工所に補綴物を作製してもらい、患者様のお口の中に入れるようにしております。
やっぱり患者様に「前島歯科医院でインプラントしてよかった」と言っていただきたいですから。
歯科技工所見学
2016.05.27
墨田区菊川の前島歯科医院 院長 前島昌世です。
先日、歯科医師仲間とともに、ある技工所さんのご厚意で、見学させてもらってきました。技工所というのは、歯科医院で患者様の歯を治すのに使う、銀歯や被せものを作ってくれているところです。
技工作業では多くのゴミなどが出るはずですが、技工所内は整理整頓されていて、技工士さんたちが整然とお仕事をされていました。
皆さんのお口の中に入る銀歯などが、比較的低価格できるのは、技工士さんたちのがんばりのおかげなのです。
今回の見学の目玉は、CADCAMでした。
CADCAM冠は最近保険適用になり、4番目5番目の歯(小臼歯)を白い被せもので治せることが多くなり、患者様にも好評です。
ただ若干脱離や破折のリスクが高いという報告があり、付けるときの接着には気を遣います。
CADCAMシステムはわかりやすく言えば3Dプリンターみたいなものといいましょうか、型どりした模型を機械で読み取り、そのデータからパソコンのソフト上で設計、調整したら、あとは機械がハイブリッドセラミックスのブロックを削り出してくれるというものです。
ソフト上の調整の勘所などはあるのでしょうが、技工作業というと手先の修練を積んだ職人技というイメージが強いですが、時代の変化を感じます。
ソフトもいじらせていただき楽しかったです。
ご協力いただきましたS技工所の皆様、ありがとうございました。
東京医科歯科大学のC.D.Eセミナーに参加しました。
2016.05.15
墨田区菊川の前島歯科医院の前島昌世です。
本日は医科歯科大のC.D.Eセミナー 歯内療法のケースアセスメント 視点を変える・ストラテジーを選ぶ を受講してきました。
歯内療法というのはいわゆる歯の根の治療のことです。
日常の診療においてかなり頻度の高い処置であり、被せもののように患者様に直接その結果がみえるものではありませんが、その後の歯の寿命に影響するので、非常に重要な処置といえます。
医科歯科の教授の先生の講義らしく、非常にエビデンス(論文に基づく医学的・科学的根拠)を大事にしたアカデミックなセミナーでした。
歯内療法の常識は私が大学で勉強していた20年近く前とはだいぶ変わっており、私自身も根管治療のやり方をそれにあわせて変えてきておりますが、現時点での歯内療法の常識を包括的に解説した内容であったため、ちょうど良い確認になったと思います。
アメリカなどでは歯内療法は専門医が行うものとなっていますが、日本でも今後そのような方向に行くのでしょうか?
少なくとも難症例となってしまうケースでは、大学病院などで専門医が治療するのがスタンダードになるのかもしれません。