前島歯科ブログ BLOG

C.D.Eセミナーを受講してきました。

墨田区菊川の前島歯科医院の前島昌世です。

先週C.D.Eセミナーを受講してきました。タイトルはDr限定版 歯肉縁下のプラークコントロールです。
歯肉縁下つまり歯茎にかくれて見えない根っこのところについている歯石や汚れをとる(SRP)についてのセミナーですね。
歯周病の進行を防ぐための歯周基本治療のメインとなる手技で、歯磨き指導(TBI)によるプラークコントロール(汚れの少ない状態を維持すること)と並んで、日常臨床で歯周病治療の根幹となる処置です。
当院ではほぼ衛生士が行っておりますが、Drも精通している必要がありますし、医療に関する知識というのは年々進化したりして、変わっていきますので、継続的にブラッシュアップしていくことは必要です。
今回でもたとえば病因論で、歯周病では主に原因になるとされている細菌の種類がきまっていますが、そういった細菌をキーストーンとして他の病原性の低い細菌も一体となって毒性を持つPMSDという考え方になっているとか。そういった知識は継続的に新しい知識を得ようとしないと手に入らず、古い知識のままに昔ながらのやり方で患者さんを診ていくことになってしまいます。
またタバコは歯周病をはじめ、治癒力が低下するなど歯科的にも為害性がいろいろあるのですが、最近増えているアイコスなどの電子タバコ(正式には加熱式タバコというそうです)の為害性はどうなのか、エビデンスとかでてきてるのかと思いまして、講師の先生に質問してみました。
丁寧なお返事をいただきまして、研究はまだ追いついていないようで、明確なエビデンスはまだ出てきていないようですが、ニコチンが入っている物は同程度の害があるのではないかとのことでした。
私は喫煙しないのではっきりわかりませんが、患者さん見ているとヤニはつきにくいような気はするのですが、やはり歯周病にはよくないようです。インプラントのオペするときも禁煙は必要ですし、禁煙できる方は禁煙した方がいいですね。

タップで電話する WEB初診予約